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イーロンとプーチン

イーロン・マスクは焦っていた。

「ホワイ?なぜtwitterのプログラムはこんなにテキトーなノリで作られているんだ!?」

オフィスで酒を飲みながらノリの良さそうな人たちが楽しそうにしている。

「とりあえずトランプ凍結解除しとくか。面白いし。」

ながやまこはるちゃんも凍結された。

「ヘイ!何故twitterはこんなにテキトーなんだ!俺がボスだ!ボスに従え!脱ぐな!服を着ろ!酒を飲むな!サウナで汗を流せ!パーティーをするな!陽キャ至上主義かお前らは!俺がボスだ!ボスに従え!センシティブかどうかをノリで決めるな!設定でエロ絵をセンシティブにいちいち設定してる絵師さんをシャドウバンするな!俺がボスだ!ボスに従え!なんでお前らは何から何までノリで動いているんだ!とりあえず服を着ろ!俺がボスだ!酒を飲むな!ながやまこはるちゃんをBANするな!お前らはジョークもわからないのか!ながやまこはるちゃんも知らないのか!なんでお前らは何もわからないんだ!俺がボスだ!俺がながやまこはるちゃんだ!」

「ミスター・イーロン、ユーがながやまこはるちゃんだったのか。理解した。ソーリー。」

「ノー!!!!!!」


「プーチン様、戦況は芳しくありません。ウクライナへの兵器の援助が凄くて、我が祖国はにっちもさっちも行きません。同志スターリンの魂を受け継ぐプーチン様のお気持ちはわかりますが、ここは勇気ある撤退を提案します。」

「シベリアは好きか?」

「プーチン様、自分はシベリアは嫌いであります。」

「ならば口を慎め。もう少しその楽しいおしゃべりが続いていたらシベリアどころかチェルノブイリだったぞ?」

「はっ!軽率でした!」

「よろしい。だが君の意見にも一理ある。あのゼレンスキーだとかいう小僧、あやつだけは、あやつだけは、全裸ちんこピアノさせながらマシンガンで殺しても足りん。」

「はっ!プーチン様!同志スターリンの魂を受け継ぐプーチン様はどのような作戦をご希望ですか。」

「全ロシア国民を決死隊として編成し、いや、違うな、まずは戦術核を、いや、ううむ。」

「はっ!プーチン様!ついに核ミサイルをご使用になられるのですね!理解しました!」

「もうお前は黙れ、気が散る。」

「はっ!同志スターリンの魂を受け継ぐプーチン様!私は黙ります!」

「チェルノブイリ行きだな。」


イーロン・マスクは焦っていた。

「なんでtwitterには絶対に解けない溶岩と宝石と人とモンスターのパズルしか表示されないんだ!お前らはありとあらゆることをノリで決めすぎだ!脳を使え!」

「ブレイン…を使うと言うことだな。ボス!理解した。」

「よろしい。脳を使え。頑張れ。負けるな。酒は勤務後に飲め。パーティーは週末に誰かの家でやれ。ノリでプログラムを組むな。広告を表示する際には色々と配慮しろ。脳を使え。」

「ボス…、つまり…、ボスは我々を否定したいのか?」

「やめろ!意味不明な口論をやめろ!俺がボスだ!ボスに従え!何故お前らは何でもかんでも口論の種にしてテキトーなノリで血を流し合うんだ!やめろ!内ゲバをやめろ!手を取り合ってこのまま行こう!愛する人よ!」

「ヒュー♪QUEEN。」

「なんでお前らは枝葉末節にのみ対処するんだ!俺の論旨は今の俺のセリフがQUEENの歌詞の引用だったことではなくてお前らに説教したかったと言うことだ!」

「ボス、アップデートしましょうよ。」

「ふざけるな!そのOSはセキュリティ終わってる!追加パッチ作られるまでアップデートするな!お前の脳が壊れるぞ!」

「ブレイン…、と言うわけですね!ボス!」

「違う!」


プーチンはついにtwitterの公式バッジをゲットした。

「同志スターリンの魂を受け継ぐプーチン様、ついに有名人の仲間入りですね!」

「ふっ、月々$10くらいかかるから結構迷ったけどな。」

「はっ!プーチン様は金遣いが荒いであります!」

「そうか。Amazonプライム入ってるからNetflix解約したほうがいいか?」

「はっ!同志スターリンの魂を受け継ぐプーチン様は買い物上手であります!」

「Netflix独占番組で好きなの多いのが悩みの種だな。字幕周りの設定もAmazonプライムよりNetflixのほうが好きなんだがな。」

「はっ!同志スターリンの魂を受け継ぐプーチン様はAmazonの配送料無料に着目してAmazonプライムデーで賢く買い物するべきに思います!」

「Amazonで日用品の細々したものを買うとそれだけじゃ配送できなくて一杯買わないとダメなことがあって損した気分にさせられる。」

「はっ!同志スターリンの魂を受け継ぐプーチン様はAmazon定期便を活用し、トイレットペーパーや台所食器洗剤などを賢く買うのがいいと思います!」

「私もいい部下を持ったよ。」


イーロン・マスクは焦っていた。

「ホワイ?なぜ、偽垢やbot垢、エロ垢、胡散臭い金儲け垢、出会い垢、がほぼ99%のアカウントなんだ?俺は何を見せられているんだ。twitterっていうサービスは何のために存在しているんだ?」

「ボス、そんなこともわからないのかい?twitterってのはこの世で最も優れたwebサービスさ!」

「ふざけるな!とりあえずウクライナの有名人をガッツリ宣伝して戦争を終わらせたりしろ!そういうのが有意義な使い方だ!」

「ボス、それは世論操作というやつですぜ。」

「ファーーーーーーーック!!!!!」


「同志スターリンの魂を受け継ぐプーチン様の気になるtwitterトレンドはなんでありますか!」

「コツメカワウソ関係とかチンチラとか猫ちゃんとかかなぁ。」

「はっ!了解であります!そいつらを全滅させます!」

「違う!!!」


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田代まさし-TASHIRO-

「いっちょめいっちょめワーオ、か…。」

田代まさしは目の前のパケを一晩中睨み続けていた。

「ダチョウの竜ちゃん、俺、志村さんがいない娑婆なんて、もう、心の中が空っぽだよ…。」

ブラウン管には猿岩石ヒッチハイクの映像が流れていた。

「有吉、頑張れよ。俺も薬やめるから…。」


志村はいかりや長介の住んでるアパートを訪ねていた。

「碇屋?本名を開いてたのか…。」

いかりや長介はドリフターズメンバー、荒井注脱退に伴うゴタゴタに悩まされていた。

「テレビの前の皆さん、今週から新メンバーの志村けんくんが加わります。」

「よろしくな!チョーさん!」

「馴れ馴れしいんだよ志村!」

田代まさしは延々、パケを握りしめながらVHSを再生し続けた。


「アヘン ヘロイン コカイン マリファナ♪ハイになって夢中になって♪致死の手前で一旦やめようか♪かな…?」

「田代、久しぶりだな。」

「桑名!」


「田代、俺最近お箸の持ち方矯正できたんだよ。お前も覚醒剤やめれるよ。自分を信じろ!」

「桑名、志村さんを失った俺の涙を止めてみろ。」

「田代、お前に必要なもの、適度な運動、十分な睡眠、栄養バランスの整った食事、だ。」

「そんなのダルクで死ぬほど習ったよ!もういいよ!」

「田代お前注射器あるのか?」

「ないよ!今は!勿体無いけどそのまま飲むよ!」

「苦いらしいじゃないか、覚醒剤って。甘い飲み物買ってこようか?」

「桑名はいいやつだな。」


田代と桑名は近くのファミリーマートでお母さん食堂コーナーを物色していた。

「桑名、志村さんってさ、結局何だったんだろうな?」

「あの人は面白かったなー。」

「お前単なる素直ないいやつじゃん!」

「バカ殿とか本当に面白かったよな!」

「桑名も共演してたじゃん!」

「いやー、いい思い出だよな!」

「桑名、ファミリーマートに注射器売ってないんだな。」

「不便だなー。」

「桑名っていいやつだなー。」


ブラウン管にはお笑いウルトラクイズが映っている。

「これで俺ナイナイの岡村知ったんだよな。」

「そうそう、ダチョウの竜ちゃんとSMのムチでしばき合うんだよね。」

「この映像の二人が、一人自殺で一人精神病院送りとか、全然笑えないな、桑名。」

「そうか?そんなこと考えもしなかったわ!」

「桑名はいいやつだなー。」


二人は1週間ほど徹夜でお笑い番組のVHSを見続けた。

「桑名、俺今後どうしよう?」

「田代はお笑いの才能があるんだからお笑いで頑張ればいいじゃん。」

「でももう何度も何度も薬物で捕まってる俺が地上波で使ってもらえないだろ!」

「でも田代はお笑いの才能があるんだからお笑いで頑張ればいいじゃん。」

「そうかー。」


「桑名、殿はいいな。」

「殿って誰?」

「たけしさんだよ!」

「たけしさん?」

「ツービートのボケ担当のビートたけしさんだよ!もうなんなんだよ桑名!」

「バカ殿が志村さんで、殿がたけしさんか。ややこしいな。」

「もうこれ桑名のワンマンショーじゃん!桑名そのキャラでR-1優勝できるよ!」

「R-1?」

「もういいよ!」


「桑名はM-1も知らないかもしれないから説明するけど、M-1ってのもあって、漫才コンクールがあって、それに二人で出よう!」

「それに出ると何かいいことがあるの?」

「賞金1000万円と抜群の知名度が保証される最高のお笑いチケットだよ!」

「チケット?」

「喩えだよ!チケットっていうか、スターになることを保証されるって言いたかったんだよ!」

「スター?星?」

「スターっていうのは有名人のことを指す用語だよ!桑名はお箸の持ち方を身に付けるとともに一般教養を全て失ったのかよ!」

「一般教養?」

「もう桑名は日本語も大体わかんないのかよ!常識みたいな意味だよ!」

「常識?」

「覚醒剤とか絶対ダメとかそういうのを常識って言うんだよ!」

「へー。」

「桑名もダルク行け!」

「ダルク?」

「わかった。ごめん。俺が悪かった。」


12月、ついにM-1決勝ステージに辿り着いた田代と桑名のコンビ「ラッツ・アンド・スター・アンド・しゃねるず」は、健闘したものの、最終ステージ進出には至らなかった。

「田代ー!」

「クワマーン!」

大歓声が何よりの答えだった。田代は大切なことは何なのかに気づいた。

「桑名、ありがとう。」

「ありがとう?」

「サンキューって意味だよ。」

「サンキュー?」

リアルタイムで視聴していた鈴木 雅之は涙を堪えることができなかった。

「マーシー、おかえり。」


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進撃のWコウジ14


「今田さんってAV好きやないですか。」

「せやな。」

「AVの魅力って何ですか?」

「負の側面やろな!」

「負の側面!?」


「せやな。俺は人間の負の側面を見つめ続けてるんや。」

「なんか前世でとんでもない悪行でも積んだんですか?」

「ヒガシノリは可愛い孫もいるおじいちゃんやけどワシは現役の性の探求者なんや。」

「でも結局昔のAVばかり見がちなんでしょ?」

「懐メロやな。」

「ごっつの頃やったな、とか思い出すんですね。」

「ワシEテレレギュラーやぞ。Eテレの自分の出てる番組の録画と最高のお気に入りのAVを同時視聴しとんねん!」

「嘘でしょ!?」

「さすがに盛ったわ。すまん。」


「最高のAVのシチュエーションって何なんすか?」

「背徳やろうな。」

「深いですね。今田さん。」

「タブーを犯すためには前提となるタブーが必要なわけやろ?」

「なるほど。」

「つまり最高の背徳のためには最高の権威、秩序、規範、法律、倫理、人間が培った万億の文言が連なる歴史を背景にしたこの世界の成り立ちそのものが必要な訳や。」

「なるほど。」

「つまり初恋の女の人そっくりな女優さんものが至高や!」

「えっ!?」


「そんなんただのモテないおっさんやないですか。」

「アホなこと言うな!ワシかて好きでAV見とるんちゃうわ!」

「えっ!?」

「AV見てると真理に辿り着けるかのような境地に至れるんや!」

「えっ!?」

「この世界のありとあらゆる娯楽は畢竟、生物の持つ本能に根差す欲求を基底とした、性欲を煽るために最適化されたAVは、神、創造主、この宇宙の根本原理、構成物質、物理法則、つまりビッグバンとはワシがお気に入りのAV見てるこの瞬間のためだけに起こったんやな、と実感できるんや。」

「今田さん、Eテレの収録の現場でも神々と戦ってる想定で臨んでたんですね。」

「せや。むしろEテレという権威が劣情をええ感じに刺激してくれるって寸法なんやな。」

「今田さんはやっぱ凄いなァ。」


「せやかて今田さん、AV応援するのはわかるんですけど、なんでAVって大きな声で表立って応援できない感じなんですかね?」

「甘いでヒガシノリ!隠れキリシタン理論やで!」

「えっ!?」

「AV業界は日本に伝来したキリスト教なんや!AVファンはどんなに迫害されても決して退転せんのや!」

「今田さんにとっての踏み絵ってどのAVですか?」

「全部や!ワシはあらゆるAVを足蹴にできんわ!」

「絶対隠れ切れないじゃないですか。即処刑ですよ。」


「ヒガシノリ!AV見てるとな、何が起こるか知ってるか!?」

「え?何が起こるんですか?」

「あのな、何かな、あったか〜い気持ちになんねん。」

「孫の写真見る時みたいなもんですかね?」

「せやろな。ワシには孫とか不要なんやな。」

「AVを孫がわりに愛でるんですね。今田さんには一杯孫がいていいなァ。」

「せやな、Piecesやな。」

「はい!ピーシーズ、ということで、今日はありがとうございました!」


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お笑い三国志01

粗品(何晏)「せいや(曹植)!この国の歴史について詳しいか!?」

せいや「粗品お前何飲んどんねん、その粉状のものはなんや!?」

粗品「五石散や。」

せいや「五石散言われても知らんがな!アホか!」

粗品「これいっぱい飲んでフラフラすることを散歩っていうんや。散歩の語源や。」

せいや「散歩って言葉、お前が編み出したんか!」

粗品「せやで。」


せいや「俺も飲もかな。」

粗品「やめとけ、脱法やで。」

せいや「じゃあ散歩って脱法キメてフラフラすることが語源なんか!?」

粗品「勉強になったのう!」

せいや「お前の父ちゃんが聞いたら泣くで!」

粗品「父ちゃんは何進大将軍やで!」

せいや「三国志の設定とわしらの設定をゴッチャにすんな!ややこしい!」


粗品「せいや、ビートたけし(董卓)さんっておるやん。」

せいや「あれやろ?金の。」

粗品「金獅子賞やな。」

せいや「玉璽違うんか!」

粗品「ヴェネツィアからもらった玉璽な。」

せいや「さんま(呂布)さんもたけしさんに玉璽触らしてもらったんかな?」

粗品「さんまさんは最強伝説残っとるからな。なんでも、赤兎馬(大竹しのぶ)駆るらしいで。」

せいや「駆るって何やねん!」


粗品「石橋貴明(袁紹)さんっておるやん。」

せいや「松本(曹操)さんと官渡の戦いでガチンコやったんやろ?」

粗品「官渡の頃の視聴率えぐかったらしいで。」

せいや「わしらその頃毎日テレビ見とったわ。」

粗品「ウンナン(孫策、周瑜)さんたちとの赤壁も凄かったな!」

せいや「結局ヒカル(諸葛亮)がなんとかしたんやろ?」

粗品「ヒカル?」

せいや「せや、ヒカキン(劉備)さんとこの軍師のヒカルさんや。」

粗品「それ、三国志演義の方ちゃう?正史にヒカル出てこんで。」

せいや「嘘やろ!?横山三国志だと後半ほぼヒカルが主人公やで!?」


粗品「ヒカキンと朝倉兄弟(関羽、張飛)の桃園の誓いはテンション上がるよな!」

せいや「朝倉未来(関羽)の樊城の戦いは涙なしでは読めんかったわ!」

粗品「今でいう、炎上やな。」

せいや「違うやろ!」

粗品「東野(曹洪)さんが朝倉未来殺すんよな?」

せいや「東野さん強すぎやろ!?アウトサイダー2階級王者殺したんか!?」

粗品「さすが東野さんなんやな。」

せいや「あの人鍛えてるもんなー。」


粗品「朝倉未来一人で吉本の芸人五人くらい殺したんやけどな。」

せいや「誰が殺されたん?」

粗品「生き残ったキンコンの西野(徐晃)さんなんか、朝倉未来とずっとど突き合っとったらしいで。」

せいや「キンコンの西野さん朝倉未来と殺し合って生還したん!?」

粗品「なんか朝倉未来のチャンネルとコラボしてプペルの宣伝しとったで。」

せいや「あの人頭おかしいんか!」


粗品「結局ワシらが所属するこの吉本興業(魏)、ウンナンさんたちの界隈(呉)、YouTube周り(蜀)、の三国時代に突入したわけや。」

せいや「松本さん一人で魏帝国作ったんやろ?化け物やん。」

粗品「松本さん言っとったで。高須(荀彧)さんがなんだかんだ言って一番賢いって。」

せいや「放送室でか?」

粗品「放送室というか、銅雀台の上で高らかに仰ってたで。」

せいや「銅雀台って言うたら確か赤壁の前に建てたやつやな!」

粗品「せや。松本さん、ウンナンさんに、お前らの嫁さんカカせ、カカさんと殺す、言うて赤壁が勃発したんや。」

せいや「松本さんなんでそんなヤバイん?頭逝ってもうてるやん。」


粗品「松本さん、映画撮られはったやんか。」

せいや「はいはい。」

粗品「あれ、後の世に、建安文学って呼ばれるらしいで。」

せいや「嘘やろ!?松本さんの映画、歴史に残るんか!?」

粗品「おい、驚きすぎや。失礼やろ。」

せいや「おう。」


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イラスト07

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イラスト06

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キールとカベオ

キールとカベオ06

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進撃のWコウジ13

進撃のWコウジ13


「せいや、粗品、ようきたな。」

「今田さん、僕たちに大事な用事って何ですか?」

「それはヒガシノリから説明してもらう」

「よう、霜降り、お前らを見込んで頼みがある。ウクライナの人々を笑かして欲しい。」

「無理難題!」

「その調子や、粗品。」


「粗品です!」

「せいやです!うー!」

「さて、勝算あるんか?せいや!」

「マグロの寿司大食いしよか?」

「ええよ。」

「あかんやろ!つっこめや!」

「もう、そういう次元ちゃうねん、正解が見えなさすぎて吐きそうや。」

「せやな、テンパってる俺ら見て笑ってもらおうや。」


「ヒガシノリ!昨日の霜降りチューブ見たか?せいやとうとうワンピース全ページ模写始めたで!?」

「狂ってもうとるやないですか。」

「横で粗品タクトふっとったで。」

「狂ってもうとるやないですか。」

「久しぶりに腹抱えて笑ったわ。アイツら天然やん!」

「狂人が一番笑えますからね。」


「ちゃうねん!バッハを超えるのは俺しかおらんねん!」

「尾田栄一郎倒す方法わかったぞ粗品!」

「他人の聴覚に侵入して音楽を感じさせる、超音楽を編み出すんや!初音ミクでバッハを超える!」

「粗品!尾田栄一郎よりうまなったぞ俺!」


「今田さん、何わろてんですか。」

「いや、ヒガシノリ、笑うやろコレは。2人とも完全に発狂してもうてるやん。」

「あきません、狂った人間をわろてはいけません。」

「せやかてヒガシノリ!こんな大規模に人間が発狂してる様ライブで大公開してる前例ないやろ?笑うで。」


「せいや!どないしてん!お前尾田栄一郎先生に勝ってもうてるやん!せいやのほうが上手いでこれ!」

「粗品こそ初音ミク極めてもうてるやん!こんなんもう人類の歴史上最高やで!」

「なんでスタッフ、カンペで服着ろとか書いてるんやろな?」

「不思議やな、俺らの裸こんなにええのにな?」


「ヒガシノリ!この動画俺のお笑い芸人人生でも一番笑えるわー!」

「今田さん、いけませんよ。狂人を笑ってはいけません。霜降りの2人にも肉親がいるんですから。こんな動画流されたら次の日から街歩けませんよ?」

「あー、おもろー。アホやわコイツらー。」

「いけませんよ?」


「今からウクライナの人笑かすぞせいや!」

「せやな、真理と一体化したワシらに不可能無いからな!粗品が気付いてないだけで俺もうパラレルワールドに自由に出入りできるようになっとるからな!」

「やるやん!俺は時間停止しかできんわ。」

「隣の並行世界、平和やったで!」

「ええのう!」


「おい!ヒガシノリ!霜降りの2人にハリウッドから映画化オファー来とるぞ!?生配信中に発狂するお笑い芸人のドキュメンタリーやって!最高やん!」

「感心しませんね。僕そういう邪悪な笑いは時代的に不味いと思いますけどね。」

「何をいうとんねん!コレこそが今どきの笑いやんけ!」


「ナイストゥーミートゥー、シモフリ、ミョージョー、サン。ハヤク、ゲンキニ、ナッテ、クダサイ。」

「おーい!粗品ー!せいやー!お前らゼレンスキー大統領笑かすんじゃなしに心配させとるぞー!まだまだやのー!大丈夫やー!岡村が頭おかしなった時も大丈夫やったし、ゆっくり休んどきー!」


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進撃のWコウジ12

進撃のWコウジ12


「粗品です。」

「せいやです!うー!」

「今日は天下のダウンタウンをコケにしたいと思います。」

「粗品、それはあかん。」

「いや、俺もこれだけは譲れん。」

「わかった。もし粗品が干されたら俺と2人で松竹行こう。」


「まず、松本人志さん、俺より不細工ですわ。」

「え!?そこ!?」

「うん。松本さん自分の顔面偏差値過大評価しとる。」

「でもそんなん好きずきやろ。粗品の顔の方がいい子もおるやろうし、松本さんの方がいい子もいるやろ。」

「いや、おらん!松本人志選ぶ奴は0人や。」


「なんでそんな松本さんの顔が気に入らんねん!?」

「ちゃう。松本は浜田の顔とかコケにしすぎや。天狗の鼻を折るんや!」

「さっきから自分、大先輩を呼び捨てやん!?あかんやん!?」

「ダウンタウンごときに尊称いらんやろ。」

「粗品の話が全くわからん!怖い!!」


「そもそもな、」

「まて、粗品。」

「なんや?」

「先輩には、さん付けしろ。」

「いやや。」

「どれだけ言ってもか?」

「せや。」

「なんでや?」

「吉本は今後、霜降り以前と霜降り以降にわかれるんや。」

「お前最近寝不足ちゃうんか!?」


「せいや!12支言えるか?」

「多分言えるわ。」

「俺な、こんなこと言ったらどうなるかわからんけどな、せいや!」

「なんや!?」

「ネコちゃん年入れたいねん!」

「知らんわ!そしてダウンタウンさんは呼び捨てで、ネコにはちゃんつけるんか!」


「そんでな、せいや。」

「何やねんな!」

「俺は霜降り明星というコンビ名はあかんと思うねん。」

「粗品がついに、みずからに毒を吐き出したか。」

「二丁拳銃とかの方がカッコよろしいやん。」

「そんな名前の先輩おったで?」

「ほうか。」


「次に、お笑い界の生き神さま、ビートたけしさんをコケにします。」

「オイオイオイ。」

「というかそもそも、せいやはビートたけしの作り方、知っとるんか!?」

「え?知らんなあ。」

「何でや!あれ最高に素敵なんやで!」

「お前、俺よりファンやんけ!」


「ビートたけしさんの番組のテーマソングはビートルズなんやで!だから俺もビートルズめっちゃ買ったもん!」

「俺ンチ金なかったからなぁ」

「何でそんな悲しいこと言うんや!せいや!」

「泣くなや。」

「俺ンチは親父が早くに死んで…」

「飲んどるんか!?」


「粗品さん、立川談志師匠は?」

「アイツは自分を偶像としただけのつまらん男ですわ。」

「そうですね。」

「せいやは否定せいや!漫才やで!?」

「え!?漫才だったん!?」


「とにかくオチをつけろや!今までの暴言に説得力持たせろ!粗品!」

「親父が早くに亡くなりましてね…」

「それ禁止カードや!」

「M-1取ったらオカン喜んでくれてね…」

「もうええわ、ええ加減にしなさい。」


「カモンファンキーリップスー!!」

「さて、今田さん。粗品が巨人師匠にパンパンにされましたねー!」

「ワシもあんなパンパンにされるとは思わなんだわ。」

「死の半歩手前でしたね。」

「ワシらのリスナーも勘違いしたらあかんで。お笑いなんて本来不必要なもんなんや。」


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進撃のWコウジ11

進撃のWコウジ11


「せいや、俺な、あらかじめ仕組まれた子供やねん。」

「粗品は前からやる子やと思っとったよ。」

「今から世界を救うわ。」


「いや待て!粗品!東野さんが地上に王滅楽土を設立した事を、わしらすっかり忘れとったわー!」

「今からアマゾンで新薬に使える薬草を見つけ出すんや!」

「粗品!お前どこまでオモロいねん!涙が出てくるわ!」

「医学には薬の開発が必要なんやー!」


「ついに特許料で一億円返済したのう!粗品!」

「脳が焼ける感覚が忘れられん!」

「パチンコくらいならいくらでも打っててええんやでー。」

「武豊さんの為にドバイで優秀なサラブレッドを仕入れてくる!」

「一億円では足らん!」


「武さんの騎乗、ほんま、見事やったな。」

「せやな、せいや。俺は体の臓器全てを質入れしたから、せいやとももう今日限りや。」

「カバ成分オオメー!」

「やっぱりせいやのカバオ君は地球一おもろいな。」


「俺の火葬は映画にしてくれ。頼んだぞ。せいや。」

「どこにそんな金があんねん!」

「吉本に製作委員会方式で作ってもらったらええやん。」

「どこの世界に自分の葬式の劇場版を所属してる会社にスポンサードしてもらう遺体がおんねん!」


「せいや、あの世に行ってもコンビ組もうや!」

「粗品!俺は頑張って天国行くけど、粗品は多分無理や!あの世ではバラバラや!」

「そしたら俺は地獄で自作のせいやの声に似せたカバオ君の鳴き声を聞き続ける。」

「多分あの世にPCないやろ。」


「カモンファンキーリップスー!」

「なんか南米で壮大な祭りがありましたな!ヒガシノリ!」

「今田さん、義足の調子はどうですか?」

「意のままや!最先端テクノロジー様様やで!」

「粗品の足貰っておけば良かったのに。」

「ヒガシノリ!」


何度目かの次元の狭間を乗り越え、粗品は物理世界に舞い戻った。

「せいやー!粗品やー!もうお前よりカバオ君ウマなったぞー!」

「貴方があの伝説の…、粗品さん…!」

「お前せいやの子孫か?今西暦何年やねん。」

「レキ暦元年です。」

「一番被っちゃダメなやつ!」


「カモンファンキーリップスももう1000年記念ですね!25代目ヒガシノリ!」

「そういう25代目今田幸治は吉本では俺の後輩なんやから敬語使えや。」

「お前初代よりタチ悪いな!」


「粗品さんは結局天候を操り出したか。」

「せいやー!見えるかー!この台風の目におるのが粗品やー!何光年離れてても目視できるやろー!」

「粗品…、粗品…、聞こえますか…?カバオ君はまだまだ粗品には早いですよ…。」

「せいやー!」


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進撃のWコウジ10

進撃のWコウジ10


「ここが北極か。とうとう来たな。ヒガシノリ。」

「ここでは僕らは万が一にも顔指されませんね。」

「せやな。」

「懐かしいですね。あんなにまで恋焦がれた栄華が、今はもう単なる重荷ですね。」

「脱皮できたようやな、ヒガシノリ。」

「兄さんはスパルタすぎます。」


「何で僕の名前の画数悪いとか言ったんですか?」

「ヒガシノリ!北極やぞ!?」

「はい。」

「はいちゃうわ!ヒガシノリが命を粗末に扱うことによってどんな相手だろうが絶対に負けなかった過去の栄光を捨てろ!北極では通用せんで!」


「何で僕ら北極に来たんでしたっけ?」

「ヒガシノリが泣きながら俺を誘ったんや!なんでや!何でヒガシノリは何一つ覚えてくれてへんのや!俺の青春の美しい記憶も、忘れてた方が美味しいと思ったらヒガシノリは忘れられるんや!ヒガシノリに不可能はなかったんや!忘れてた!」


「何で北極って寒いんですかね?」

「せやな、なんでやろな?」

「いまいちピンと来ないですよね。」

「せやな。」

「でも僕、慣れました。アウター脱ぎますわ。」

「俺も脱ぐわ。ヒガシノリ。」

「兄さん!全身が氷に覆われ始めてますよ!おい!誰かー!」


「ヒガシノリ、ここはどこや?」

「病院ですよ、兄さん。」

「ワシ、死ななかったんやな。」

「意外と人間はおいそれと死にません。」

「運がええのう!ワシらは!」

「思い出しました。私の遠い祖先は北極出身でして…。」

「ヒガシノリー!」


「つまり狼と鹿が交わりヒガシノリの一族は誕生したんやな?」

「一族に代々伝わるこの矢尻には、我が東野一族の積年の想いが…」

「そんな矢尻、断捨離するべきやねん!ええ加減にせい!」

「僕ネットオークション詳しくないんで教えてもらえますか?」

「還元率に着目や!」


「粗品です!」

「せいやです!うー!」

「いやー、驚きました。東野さん我々現生人類とは違う進化を辿った生物だと判明しましたね。」

「カバの真似してええか?」

「ええよ。」

「ちゃうわ。カバオ君の真似な。」

「うん。」

「カバー!!」


「松本人志さん!東野さんはいつワイドナショーに復帰するんですか!?もうずっと北極から帰ってきてないじゃないですか!」

「でもね、みんなそんな風にやいのやいの言うけどね、マッキーってやっぱり、ええねん。」

「松本さん!」

「ええねん。」


「凍傷や!わしの両足は切断するしかないんか!?ヒガシノリ!ワシは親から授かった両足を失いたくない!ヒガシノリ!何とかしてくれ!」

「こんな時の為の矢尻です。」

「メルカリに出品してもうてるやん。」

「まだギリギリ落札されてませんから。」


「ひーくん?この矢尻、安かってん。」

「矢尻って何やねん。うわ、おかん、めっちゃテンション上がってもうてるやん。」

「矢尻には何かがあります。」

「知らんがなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


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進撃のWコウジ09

進撃のWコウジ9


「今田さん、そもそも、どうして人って、好みの外見の異性を特別扱いしてしまうんですかね?」

「ヒガシノリ!人生何周目なんや!大丈夫なんか!?俺は人生まだ一週目なんや!俺の余生を奪わんでくれ!後生や!」

「今日は日露戦争の結果生まれた…」

「ヒガシノリー!」


「帝国主義に極東の小国が克己心のみで立ち向かい、日本海海戦で勝利し、以降、日露戦争は、絶対に誰にも犯されざる神聖な概念へと変化し…」

「2人で死のう!」

「刃物ですか?」

「せやねん!刀匠の匠の技が光るんやで!俺は巧みにヒガシノリを殺して俺も死ぬんや!」


「学ばない人ですね。私は兄さんに腹を刺されれば死にますけど、それが何だというのです。」

「ヒガシノリ!いつから人ならざるものになったんや!」

「私は吉本興業所属、東野幸治、またの名を、白い悪魔。全ては、定められた理。見よ、鳥が羽ばたく。」


「何でや!何でヒガシノリはわかってくれへんのや!ヒガシノリは所詮お笑い芸人なんや!どうしてヒガシノリは宇宙の全ての罪を背負いたがるんや!そんなん笑えへんやんか!見損なったで!ヒガシノリ!自分昔の方がおもろかったで!大した事ないのう!白い悪魔もその程度か!」


「汝、今田耕司、と、呼ばれし、者か?」

「せや!俺のオトンとオカンが三日三晩寝ずに考えてつけてくれた名前や!ヒガシノリの名前よりよっぽどええわい!ヒガシノリは名前が画数悪いねん!運気爆下がりや!風水的にアウトや!先祖の祟りが報っとんねん!」


「ヒガシノリは人間として存在してはいけない存在なんや!ヒガシノリは人の禁忌にスナック感覚で触れすぎやねん!そのスナックには大した栄養はないんや!人の一番触れちゃいけないデリケートゾーンに土足で上がり込んで栄養価の低いスナックを食い過ぎやねん!太るで!?」


「いくらヒガシノリが体鍛えててもワシかて日生学園の出や!人間の、最も醜い、唾棄すべき、腫物のような、だがむしろ、その不完全さこそが人間の本来の美しさであって、ヒガシノリに俺は一筋の光を見たんや!ヒガシノリは俺たちの希望なんや!一緒に花月まで電車で行こう!」


「ヒガシノリは花月がありさえすればご機嫌な、手間の掛からん、自慢の息子だったんちゃうんか!?だから嫁さんとも復縁できたんちゃうんか!?嫁さんの懊悩を想像したことがあるんか!?嫁さんへの贖罪は果たせてるんか!?ヒガシノリのところにコウノトリが運んで来た天使は!」


「あらゆるものへの感謝の念を忘れたらあかんのや!人は1人では生きて行かれへんのや!ヒガシノリの周りの人も、ヒガシノリのうっかりミスを見て見ぬ振りして流してくれてるから、ヒガシノリは、社会生活が送れてるんや!勘違いすんなチンピラ!」


「兄さん、日生学園の寮は辛かったですか?」

「苺ミルクのキャンディーを枕の中に隠して持ち込んで先輩に配ってたで!」

東野はその場に崩れ落ち、その両眼からは滂沱たる涙が尽きなかった。

「ヒガシノリ、銀婚式はいつや?」

「兄さん…」


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進撃のWコウジ08

進撃のWコウジ8


「ヒガシノリ!どないしたんや!ブーメランパンツ一丁やんか!」

「西野亮廣を救いたいんです。」

「西野を救いたいんか!?なんでや!キングコングのYouTubeチャンネルは順風満帆やから俺らが心配せんでええやんか!」

「西野亮廣を救いたいんです。」


「ヒガシノリは何が不満なんや!?ヒガシノリはプーチンと65536回アイコを気合いで出して戦争を止めた世界の英雄やんか!?これ以上人々の賞賛を得たいんか!?どこまで欲張りなんやヒガシノリは!?」

「西野亮廣、いや、プペルが呼んでるんです。」

「ヒガシノリー!!」


「プペルとは、西野亮廣という全てにおいて完璧な人間が生み出した魂の叫びなんです。プペルとは、プーチンより恐ろしい、人心を惑わす危険性を孕んだ、世紀の奇書なのです。」

「ヒガシノリ!お前、正直ふざけてるやろ!」

「バレましたか。」


「僕はプペルという概念の話をしてるんです!」

「ヒガシノリ、お前何を言っとるんや!?」

「プペルとは、言うなれば…、鳳、そう、天空を舞う、未来へ託された、希望!」

「プペルってそもそもなんやねんヒガシノリ!」


「プペルと同時にアッちゃんも救いたいんです。」

「アッちゃんってあの、ペケポン、のアッちゃんか!?」

「アッちゃんは泣いてます。」

「お前は世界を慈しみで覆い尽くす慈愛の女神になりたいんか!」

「言いすぎました。」

「わかればええんや。」


「ヒガシノリは最近どないやねん?」

「なにがですのん?」

「趣味やがな!ヒガシノリの最近の趣味はなんやねん!?」

「デニムですね。」

「自分正味の話、西野とアッちゃんと変わらんやんか!」

「私には彼らの悲しみがわかるのです。」

「とどまるところを知らんのう!」


「デニムを審美してる内に気付きました。人は自分の感性を磨くと同時に自分の価値観と似ていない人への排他性を生み出すのです。」

「硬い表現をするな!端的に言え!ヒガシノリ!」

「ぶっちゃけ西野とアッちゃんがムカつくんですよ。」

「端的過ぎるわ!死人が出るわ!」


「これは戦争を止めるより困難な仕事です。人の価値観とは何か、審美眼を肥やす事は人類全体にとって本当に利益を齎すのか、最終的にはこれは吉本興業所属、東野幸治の最後の正念場になるでしょうね。」

「ヒガシノリは神々との戦いに足を踏み入れるんやな!」


「兄さん、神々なんて虚構です。」

「ヒガシノリ!そんな切ない事言わんでくれや!俺のおばあちゃんは凄く敬虔な仏教徒だったんや!お釈迦様を不敬にすることだけは俺は認められへんのや!」

「お別れですね。」

「ヒガシノリー!!」


「中庸こそが最も尊いと説く釈尊に、如何に後世の民が雁字搦めにされてきたか。結局は隙の無い論理を積み重ねて自分以外のものの作りし価値観を否定し、崩壊させ、お釈迦様はのうのうと仏教徒の偶像として君臨ましましておるのです。」

「ヒガシノリ!おばあちゃんを思い出せ!」


「我が祖母は…。」

「ヒガシノリ!何で固まってもうたんや!、おい!ヒガシノリ!」

「祖母を思い出すと涙が出ます。」

「白い悪魔の目にも涙というやつなんやな。」

「私が二代目釈尊です。」

「ええ加減にせい!」

「どうも、ありがとうございました!」


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進撃のWコウジ07

進撃のWコウジ7


「せいやさん、今僕が一番興味あるもの知ってます?」

「せやなぁ、?凱旋門賞の買い目かな?」

「WEB漫画なんですよ。」

「虚空からフィニッシュブローを繰り出すな!お前は大晦日にABEMA TVでメイ・ウェザーと大喜利をし続けろ!毎年!風物詩になるまで!」


「メイ・ウェザーの酒池肉林煽りVは最高でしたね。せいやさん!」

「あんな悪趣味なもんは微塵も理解出来んわ!お前はあんなん好きなんか!?人格疑うわ!お前とはもうやってられへんわ!」

「…。」

「粗品さん…、泣いてます?」


「ネットで手軽に刺激の強い動画を見られる世代は不幸なんですよ、せいやさん…。」

「涙拭けや!深そうな事言いながら泣くなや!なんも言われへんやんか!やめてくれや!」

「僕は、傷だらけの天使なんです…。」

「涙拭けや!泣きながらビーイング系の決め台詞言うなや!」


「俺はせいやさんと出会ってなかったら…、何もかも失って、泥の中で前のめりに死んどったんや…。」

「涙拭けや!生々しい自分語りしつつ梶原一騎の創作した坂本龍馬の名言引用すんなや!お前さっきから禁止カードしか連発してへんやんか!禁止カード使ったらええと思うなよ?」


「そういえば、せいやさんは遊戯王とかも好きなんですか?」

「やっと泣き止んだな。遊戯王は神漫画や!」

「あれはカードが万引きの標的になって社会問題になりましたね。」

「遊戯王に対しての禁止カードを使うな!遊戯王の存在を完封すんな!」


「でね、東野さんなんですけども。」

「遊戯王を否定した事は一生忘れへんからな!」

「ジャンケン、後出ししたんですよ。」

「なるほど。さすが東野さんやな!」

「だからノーカンにして、もっかいジャンケンしたんですよ。」

「なんでやねん!」


「後出しで地球を救っても後味が悪いから、って言ってました。」

「東野さんの個人的な後味の悪さとかより地球を救えや!どこまで自分本位やねん!地球の未来より自分のちょっとした嫌ぁな感じを避けるのを優先するんか!」

「それでこそ東野さんです。」

「何でやねん!」


「東野さんね、罠を仕掛けてはったんですよ。」

「罠?」

「アイコならもう一回ジャンケンするでしょ?」

「ふむふむ。」

「65536回アイコなら痛み分けってルールにしたんです。」

「天文学的確率という語の持つパワーでは表現し切れない奇跡!」


「でね、東野さん、やりましたからね。」

「アイコを!?嘘やろ!?」

「東野さん言ってましたよ。人間、死ぬ気になれば不可能は無いって。」

「不可能はあるんや!65536回アイコを出し続けるのはありえへんねん!それはもうコントや!出来の悪いコントや!」


「でね、WEB漫画なんですけど。」

「ジャンプ+ならサブスク入ってるよ?」

「せいやさん新都社って知ってます?」

「ニートと関係あるん?初耳やわ。」

「チェンソーマンの作者の初期作品もありますよ。」

「なんかもう疲れたから俺は粗品の言う通りに生きる!」


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進撃のWコウジ06

進撃のWコウジ6


「せいやさん、東野さんね、プーチンとジャンケンで争ったんですよ。」

「ジャンケンはあかんやろ!?」

「ジャンケンで東野さんが勝ったらプーチンは戦争やめる。プーチンが勝ったら東野さんは永久凍土の奥の方に埋められるんです。」

「怖過ぎるやろ!あかん!」


「でね?ここ驚くんですけどね、東野さん負けるんですよ。」

「嘘やろ!?東野さん生きてるやん!何でや!永久凍土の奥の方から蘇ったんか!?」

「そうかも知れません。」

「言葉を濁すな!そこ一番はしょったらあかんとこや!」


「永久凍土の奥の方はね、肉が腐らないんですよ。」

「想像してまうやろ!俺の頭の中で永久凍土の奥の方でカチコチのフレッシュな東野さんが焼き付いてもうてるわ!」

「創造性豊かな発想力!」

「やめろや!誉め殺しはやめろや!照れるわ!」


「東野さんは結局どうなったんや?」

「まあまあ、ここで私が作った渾身のボカロ曲を流させて頂きますけどね。」

「何でやねん!一番聞きたい所やろ!」

「物事には順序がありますからね。」

「物事の順序を何もかも間違い続けてるのはお前や!お前は何一つ正しくない!」


「せいやさん、何でもかんでも他人が教えてくれると思って甘えすぎではありませんか?」

「いつものアレを使わずに丁寧に俺を否定するな!しかも根本的に論理が破綻しとる!お前は自分のボカロ曲流したいだけやんか!」

「人生にボカロ曲より重要なことってあるんですかね?」


「俺も別にボカロ曲を否定してへん!ボカロ曲は素晴らしい文化や!日本が誇る世界一の文化や!初音ミクは人類が生み出した最高の発明だと俺は常日頃から思い続けてる!毎年3月9日は一年で最高の日なんや!」

「せいやさん、白々しいですよ?」

「何でやねん!」


「お前はどうして俺を揺さぶり続けるんや!俺の人格を崩壊させるのが目的なんか!?俺は毎日毎日粗品に軽妙に揶揄されて、既に精神的にギリギリなんや!粗品はそら、R-1も優勝しとるし、お笑い以外の才能がある。だけど俺には持ち前の記憶力と形態模写能力しかないねん!」


「でも、せいやさんって、好きな映画とか完全に端から端まで丁寧に覚えてますよね。あれどうやってるんですか?」

「そんなん、好きだからや!」

「えっ!?」

「好きやから覚えてまうんや!ワンピースを悪く言うな!ええ加減にせえ!」

「サヴァンアピール!」


「サヴァンアピールはギリギリアウトや。というか余裕でアウトや。収録無理や。お前はもっと放送コードを勉強せいや。なんでもかんでも面白おかしく言えばええってもんちゃうぞ、コラ!」

「弱者目線からの逆マウント!」

「死にたいようやな。」

「刃物はあきません。」


「せいやさんの刃物オチが炸裂したところで、東野さんの話題に移りますが。」

「永久凍土からどうやって蘇ったん?」

「え?永久凍土に入れられてる訳ないやん。死んだら終わりやろ。自分漫画読み過ぎやで。」

「粗品ァーーーーー!!」


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進撃のWコウジ05

進撃のWコウジ5


「粗品です。」

「せいやです。ウーッ!!」

「さてさて、せいやさん、東野さん戦争止めましたねー。」

「ビックリしましたわ!尾田栄一郎先生も生で見とったらしいですね。」

「あ、先生偶然休暇取ってましたからね。」

「やっぱり持ってますよね。」

「尾田先生頑張れ!」


「ワンピースで誰が一番好きなんですか?せいやさんは。」

「エネル…、かなぁ…?」

「ええええ!?それ、ボケちゃいますよね?」

「うん、ボケちゃう。」

「何でなんすか?エネルの魅力語ってくださいよ!」

「ヤハハハハって語尾がすきかな?」

「浅薄!」


「エネルはね、神様なんですよ。」

「確かに。せいやさん、そういうの好きそうですもんね。」

「いや、誰でも好きやろ!神やぞ!?」

「篤い信仰!」


「尾田先生は色んな人種の苦難を描いてるんや!人間のどうしようもない愚かさが原因の差別問題を扱ってるんや!軽々しく言うな!」

「絶対的正義による他の価値観への狭量な不寛容性!」


「尾田先生は人間の可能性を信じているんや!困難を、矛盾を、人間の生物学的な特性が齎らす絶対的な間違いを、尾田先生は!尾田先生は!世界中の人々に漫画を通して啓蒙してるんや!」

「モンテスキューばりの啓蒙思想!」


「東野さんに比べたらこんなYouTubeチャンネル、何の価値もないわ。やめようや、こんなチャンネル。こんなん所詮労働や教育を受ける時間から余った余暇で見るもんであって、誰もそんな、粗品みたい面白おかしく否定されても、面白いな、と思って終わりや。不毛や。」

「放棄!」


「結局俺らの漫才はあるあるネタの延長なんや。粗品の発明したツッコミが面白すぎて誰も気づいてないだけや。」

「オイ!いい加減にしろ!」

「なんやねん!いつものツッコミで来てくれや!怖いわ!」

「俺だって怖いわ!俺を否定するな!」

「なんでやねん!」


「粗品さん、いつも俺のこと、上手い言い回しで一言で表すやん!あれをやってよ、頼むわ!」

「思い付かんねん!俺はせいやが愚直にやってるのをオチョくる度に頭が混乱して発狂しそうになんねん!」

「だから生涯収支マイナス一億円なんか?」

「賭博者!」


「粗品さん今自分をおちょくったやん!やればできるやん!」

「やればできるもんやな。」

「一皮剥けつつあるで!粗品さん!」

「頑張るわ。」

「待ってくれや!東野さんの話さっさとしてくれや!」

「ヒガシノリのこと?」

「先輩やぞ!?ヒガシノリ呼ばわりはあかん!」


「さて。せいやさん。東野さん死にましたが。」

「死んでへんわ!勝手に殺すな!怒られるで!?」

「ボカロで東野さんのテーマ作ったんですよ。」

「タイトルはヒガシノリやないやろな!?」

「何でわかったんや!」

「お前は人間のクズや!」


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進撃のWコウジ04

進撃のWコウジ4


「ヒガシノリ!どうしたんや!ガキ使の七変化に出るんか!?」

「今田さん、僕ね、戦争を止めに行くんですよ。」

「ヒガシノリ!思い直せ!それだけは認められん!」

「もしも死んだら白い悪魔は赤い悪魔より弱かったというだけです。」

「ワシも行くで!死ぬ時は一緒や!」


「運良く核ミサイルボタン統制室まで来れたな!ヒガシノリ!」

「フルマラソンの時に膝が痛くなった時よりずっと楽ですわ。」

「ヒガシノリ!本丸やで!」

「今田さん、もしもの時は俺を置いて行って下さい。」

「何を言うとんねん!」


「俺が死んだら、娘と嫁のことは今田兄さんに任せたいんです。」

「何やねん!兄さんて!兄さんて!」

「正直、先輩を兄さんと呼ぶのは初めてです。」

「俺がヒガシノリの兄さん童貞奪ってもうたやないか!死ぬな!ヒガシノリ!」


「お前が死んだら吉本興業はどうしたらええんや!お前のキラーパス無しで場が回るとでも思っとるんか!正直に言うと俺はヒガシノリにはずっとコンプレックスを持っとんたんや!お前のように、ただひたすら、身の前のお客さんを笑かす、その事だけに心を砕きたかったんや!」


「兄さん、大丈夫です。今の吉本には霜降り明星がいます。」

「あかん!粗品とせいやにはまだ荷が重過ぎる!アイツらはお笑い直撃世代ネイティブの独特の感性を持っとる!だがな、ヒガシノリ、アイツらになくてヒガシノリにはあるものがあるんや!」


「兄さんは俺を買い被りすぎです。」

「ちゃうで!吉本興業の歴史は舞台の目の前のお客さんを笑かす歴史なんや!如何に粗品がインターネットを極めても、決してたどり着けない境地があるんや!死ぬな!ヒガシノリ!」


「兄さん、サッカーウクライナ代表が予選を突破したみたいですよ。」

「ヒガシノリ!何を言うてるんや!会話が噛み合ってへんぞ!」

「粗品には新しい吉本の笑いを作り出せるポテンシャルがあります。粗品がベテランになる頃には吉本興業は世界一の会社になってますよ。」


「ヒガシノリ!ちゃうんや!嘘やったんや!吉本なんてどうでもええんや!ヒガシノリが死んだら俺はどうすればええんや!?ヒガシノリに死んでほしくないんや!死なんでくれ!ヒガシノリ!俺はヒガシノリと一緒にいつまでも笑い合っていたかっただけなんや!」


「兄さん、結婚してみたらいいと思いますよ。」

「ヒガシノリ!何を言うてるんや!」

「遺言ですよ。」

「ヒガシノリ!待ってくれ!寂しいんや!1人にしないでくれ!俺はヒガシノリの事を親友だと思ってたんや!頼む!ヒガシノリ!」


「ヘイ!ユー、ジャップ!ドゥー、ユー、スピーク、ラシェン!?」

「何言うてるか分からんけど、これだけは言っとくわ。」

「ワット!?」

「俺が吉本興業所属、東野幸治や。」

「ストーッッップ!」


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進撃のWコウジ03

進撃のWコウジ3


「カモンファンキーリップス完全復活ー!!」

「今田さん、私から説明させて頂きます。カモンファンキーリップスは文化放送をキーステーションに、NRN系列で放送した深夜ラジオ番組です。後番組『LIPS PARTY』にリニューアルして終了しました。」


「何かネットに勝手にアップロードされてる音源があるらしいな。」

「ありがたい事です。」

「ヒガシノリは最近ラジオやってるけどどうなん?」

「やっぱり私はラジオが一番水が合うのかも知れません。」

「NGワード言いたがりすぎや。」


「いくら取り繕っても昔から俺らを追いかけてるコアなファンの目は誤魔化せんでヒガシノリ!お前最近コメンテーターも板についてきて、自分の欠落した部分に目を瞑ってるんちゃうか!?」

「今田さんにだけは勝てませんね。」


「ラジオでなら何言ってもええんやで?みんなも最近牙を抜かれた白い悪魔が、その、禍々しい調べを、解き放つのを、心待ちにしとんねや!」

「radikoをご存知ではないようで。」

「radiko!?あのネットで聞けるやつかいな!?」

「逃げ場はありません。」


「岡村の炎上も風化しとるんやし、誰も俺らのラジオなんて聞いとらんやろ!」

「失言が炎上を産むのではありません。炎上が失言を欲してるのです。」

「どうしたんやヒガシノリ!キレキレやないか!牙が抜かれてなかったんじゃなく、研ぎ澄ましてたんか!」


「白い悪魔だって成長するんです。」

「人格を向上させてきたのかと思いきや、更なるお笑いを模索してたんやな!さすがヒガシノリや!」

「転んでもただでは起きませんよ?」


「リニューアルされた白い悪魔はどんな毒を吐くんや!?今からワクワクしてくるで!」

「ふふふ。毒を吐くなんて子供騙しですよ。」

「この男、底が知れんで!」

「ふふふ、夜はまだ始まったばかりですよ?」


「突き詰めた結果、毒以上のものを吐けるように進化したんやな!」

「たとえば、今田さんに対して私がしかめっ面をしたり、鼻をつまんだりしたらどうです?」

「え?臭いんかな?って、何か嫌ぁな気持ちになるな。」

「それですよ。」


「もはやヒガシノリには言語すら不要と言うわけなんやな。」

「ふふふ、さすがの白い悪魔もこの領域に達するのには随分苦労しましたよ。」

「絶対に炎上せずに人をディスるために言葉を絶ったんやな!」

「究極のラジオ芸が完成しました。」


「そろそろお時間です!では最後にヒガシノリ!最高のギャグを頼むで!」

「…。」

 「えげつなぁ…!それ絶対V回したらあかんやつや!」

「2人でこのポーズで記念撮影しましょう。」

「おっしゃー!!」

 スタッフ「ハイチーズ!」

「…。」

「…。」


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進撃のWコウジ02

進撃のWコウジ2


「ヒガシノリ、今日はヒガシノリにお笑いの真髄を話したいんや。」

「ちょっと待ってくださいよ今田さん。ズボンが後前逆じゃないですか。」

「それどころちゃうねん!」

「いえ、一旦ズボンちゃんとしなきゃ聞きませんよ。」


「お笑い芸人は笑わせてなんぼやろ?笑われたらあかんねん!」

「でもね、今田さん?なんかそういうのって良くないと思うんですよ。」

「せやろか?」

「はい。僕も昔はそう思ってましたけど、最近考えが変わりました。」

「さすがやな、ヒガシノリ!」


「せやかて、お笑いの歴史に爪痕残したいやんか!わしら吉本序列ナンバー4とナンバー5やけど、向上心なくしたらあかんのちゃうかな?」

「今田さん、貴方はとっくの昔に吉本の序列ナンバー1ですよ。」

「ヒガシノリがそこまで言うならそうなんかなぁ?」

「はい。」


「僕も今田さんも必死でのりお師匠追いかけました。今田さんはのりお師匠超えました。」

「ヒガシノリものりお師匠超えてるんか?」

「わかりませんが、超えてない気がします。」

「ヒガシノリは謙虚やなぁ!」


「せやかて若手の子らに夢見せてやりたいねん!お笑い頑張ったらええ事いっぱいあるで、って言ってやりたいやんか!」

「今田さん、若手の子らはとっくに今田さんに教えて貰ってますよ。」

「何をや?」

「今田耕司というお笑い芸人の生き様をです。」


「ヒガシノリがいると調子狂うわ。自分、いつからそんな悟ったようなことばかり言うようになってん!目ェ覚ませや!」

「今田さん、時代は移り変わるんです。」

「ヒガシノリがそこまで言うならそうなんかなぁ。」


「せやな、カモンファンキーリップスの頃はワシら若かってんな。面白いこと言ってれば出世も出来たし給料も上がっててんな。」

「今田さんは何にお金つこうてはるんですか?」

「せやな、誰にも言うなよ?ワシな、皆んなの笑顔が見たいねん!」


「お金を払って笑ってもらうんですか?」

「違うがな!なんてことを言うんねや!頭おかしいんか!」

「私はかつて白い悪魔と呼ばれた男ですよ?」

「すっかり忘れとったわ。」

「ふふふ。」

「錆びついとらんのぅ!」


「ヒガシノリ、ワシらはもうお笑いジャンキーなんや。常に人を笑わせてないといられないんや!」

「最初に言ってたお笑いの真髄とはその事ですか?」

「何を言うて…、ハッ!」

「ふふふ。」


「ヒガシノリは外さんのぅ!」

「今田さんも滑り知らずですよ。」

「ファンのみんなも待ってるやろうし、またラジオやりたいのぅ!」

「ふふふ。いいんですか?僕、ラジオでなら人の皮を脱ぎ捨てますよ?」

「望むところやでヒガシノリ!」


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進撃のWコウジ01

進撃のWコウジ1


戦後の焼け野原、はるばる関西から2人の初老、お笑い芸人が東京に辿り着いた。

「ヒガシノリ、俺ら2人で東京を再建しようや。」

「私、ずっと鍛えてますから。」

 2人はとりあえず仏像を彫ろうと提案しあった。

「ビリケンさんや食い倒れ人形、何にしようかのう?ヒガシノリ。」

「もっちゃりしてますねぇ。東京に新世界のノリはいけませんよ。」

「さすがやのぅ、ヒガシノリ!」


 とりあえず高さ634mのチャップリンの像が完成した。

「ヒガシノリ!自分、体力あるなぁ!」

「娘達のことを考えたら無限に力が湧いてくるんですよ。」


「ヒガシノリ!いつまでも仏像だけ彫ってても東京を復興させられんで!」

「今田さん、今田さんって鑑定団とか出てるし向いてると思うんですよ。」

「何にや?」

「東京の風土の資料を漁って、土地開発にふさわしい目利きができると思うんですよ。」

「できるかい!」


 2人はとりあえず関西に帰った。

「いい仕事できたのぅ!ヒガシノリ!」

「僕思うんですけどね、戦争は終わったけど、今後2度と戦争が起きないという訳でもないでしょ?」

「せやなぁ、人間は愚かやで。」


 Wコウジは花月の楽屋でそのニュースを知った。

「第4次世界大戦勃発!?」

 今田は吼えた。

「ワシらの作ったチャップリンが燃えてまう!あかんかった!表面を金属でコーティングしとくべきやったんや!」

「今田さん、そのボケ、めちゃめちゃ面白いんですけど、ごめんなさい、笑える状況ちゃいますよ。」


「今からでも東京に行こうや!ヒガシノリ!」

「いけません。今から花月の出番です。」

「そんな場合ちゃうやろ!ヒガシノリ!」

「今田さん?我々は芸人なんですよ?自分の持ち場につきましょう。」

「そう言われてみるとその通りやな。」


 2人は舞台をそつなくこなした。

「まぁまぁの手ごやえやったのぅ!ヒガシノリ!」

「今田さん、僕、花月が戦争で燃えたら多分立ち直れないくらい落ち込むと思います。」

「ヒガシノリはお笑い好きやからなぁ。」

「今田さんには負けますよ。」


「この度、卒業される皆さん、私が、校長の今田耕司です。あちらが、教頭の東野幸治先生です。戦争も終わり、これからは思う存分お笑い芸人を目指しましょう。」

 その瞬間、NSC校舎を空襲が襲った。

「ヒガシノリ!第5次世界大戦や!」

「今田さん、テンドンは2回までですよ。」


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